しまい込んであった礼服や学生服に白いカビが!
もう捨てるしかないのでしょうか。
大丈夫です。
黒や青のカビじゃなくてよかったですね。
白いカビであれば比較的簡単に落とすことができます。
白カビが生える原因
カビは生き物なので、成長と繁殖には
適度な温度と栄養、水分が必要です。
カビの栄養となるのは汗やホコリ皮脂などの汚れです。
汗を吸ったりして、汚れた衣類をそのまま
長期間保管したりホコリがついたままにして
おくとカビがつきやすくなります。
人間にとって快適な温度はカビにも快適なうえ
カビの生育可能な温度は0~40度となっているので
夏場だけでなく一年を通じてカビ対策が大事になります。
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一般的にカビの増えやすい温度は
20~30℃といわれていますが
もっと低い温度でも湿気さえあれば
ゆっくりと成長するのです。
このようにカビの成長に欠かせないのは
水分で湿度0パーセントではカビは繁殖できません。
冬場の北側の部屋は室温は低くても
結露などで湿気が多くなることが
あるので要注意です。
また、ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットは
換気が悪くて湿気がこもりやすくなります。
日本に住む以上、湿気を断って保管することは
難しいのですが、せめて晴れの日には換気を
して湿気を追い出しましょう。
春と秋の虫干しも有効です。
そして、長期保管の際にはクリーニングに
出したり洗濯したりして、栄養となる汗や皮脂
ホコリなどをきちんと落とし、
長くしまってあった服を着る場合は
1~2週間前には一回出してみて、
カビがついていないかどうか確認しましょう。
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キレイに落とす方法
1.天日干しして全体を乾燥させる。
カビの生えた服は外でしっかり乾燥させましょう。
室内でやると胞子をまき散らすことになります。
2.ブラシなどでカビを払い落とす。
カビの生えた部分を歯ブラシなどで払い落とします。
この作業も外でおねがいします。
3.エタノールを含ませた布でこする。
色落ちやしみにならないか、
一度目立たない部分で試してから
除菌のためにエタノールで拭きます。
これで大体落ちますが洗濯が可能な
服ならば一度洗濯して完全に乾かしましょう。
服にカビが生えたということは服の入っていた
場所にもカビがついているかもしれません。
一緒に入っていた他の服、そしてしまってあった
クローゼットや引き出しなどもこの際天日干しして
よく拭いておきましょう。
そしてしまう際にはいらない服を整理して
風通しを良くしカラっと晴れた日にしまいましょうね。